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2023.05.02

歯科用金属アレルギーの原因と対策

 

新宿オークタワー歯科クリニックです。

近年、金属アレルギーによる問題が増えており、歯科治療においても金属アレルギーが患者さんの悩みの一つとなっています。
そこで本日は、歯科用金属アレルギーの原因や症状、そして対策について解説します。

 

1:歯科用金属アレルギーの原因

歯科用金属アレルギーは、金属を含む歯科素材が口腔内で患者さんの免疫系に影響を与えることで引き起こされます。金属アレルギーの原因となる金属には、ニッケル、クロム、コバルト、金、パラジウムなどがあります。

これらの金属は、歯科用の詰め物や被せ物、矯正器具、インプラントなどに使用されています。

 

2:歯科用金属アレルギーの症状

歯科用金属アレルギーによる症状は、人によって異なりますが、一般的な症状には以下のようなものがあります。

・口内のかゆみや痛み
・口内炎
・口唇炎
・口角炎
・歯茎の腫れや赤み

これらの症状が現れた場合は、速やかに歯科医師に相談してください。

 

3:歯科用金属アレルギーの対策
歯科用金属アレルギーに対する対策としては、以下のような方法があります。

 

(1) 金属アレルギー検査の受診

金属アレルギーが疑われる場合、専門の検査を受けることが重要です。血液検査やパッチテストなどのアレルギー検査を行い、アレルギーの原因となる金属を特定することができます。

 

(2) 金属フリーの歯科素材の利用

アレルギーの原因となる金属を避け、金属フリーの歯科素材を使用することで、アレルギーのリスクを減らすことができます。セラミックや樹脂などの金属フリーの素材は、アレルギー反応を引き起こしにくいため、アレルギーが心配な方におすすめです。

ただし、金属フリーの素材にもそれぞれ特徴や長所・短所があるため、歯科医師と相談して最適な素材を選択してください。

 

(3) 歯科治療前のカウンセリング

歯科治療を受ける前に、歯科医師と十分にカウンセリングを行い、自身のアレルギー歴や懸念事項を共有しましょう。

これにより、歯科医師は適切な治療計画を立てることができ、金属アレルギーのリスクを回避できます。

 

(4) 金属製補綴物の交換

金属アレルギーが判明した場合、金属製の補綴物(詰め物や被せ物など)を金属フリーの素材に交換することが望ましいです。

ただし、交換するタイミングや方法は歯科医師と相談して決定しましょう。

 

まとめ

歯科用金属アレルギーは、患者さんにとって深刻な悩みの一つです。金属アレルギーが疑われる場合は、適切な検査を受け、歯科医師と相談しながら最適な治療方法や対策を講じましょう。

また、歯科治療を受ける際は、事前のカウンセリングや金属フリーの素材選びが重要です。

歯科用金属アレルギーのリスクを軽減し、健康な口腔環境を維持するために、適切な対策を行いましょう。

 
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